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剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 38292 位
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狐につままれたのは読者
池波さんの本は面白くて、それこそ1冊読み終わるのは読者にとって、それこそ、
「あっ・・・」
という間ですが、気付くと丑の刻だった、なんて事は、彼の読者であれば一度や二度はご体験している事と存じます。まさに狐につままれた・・・。そんな気分になってしまう事がままある訳ですが、この「狂乱」の中の一篇、「狐雨」もまさにそんなお話しであって、伏見稲荷の神通力を備えたお狐様が、かげながら大活躍なさる、実に面白おかしな内容で、ほぼこれ全編刃傷噺という「剣客」ワールドの中でも一層際立っております。
また、よく、本編の主人公が「天狗」とか「河童」とか言われて、ちょっとした悪戯をしでかしておりますけれども、池波正太郎というお方は、まさに、
「天狗そのものなのではないのか、ナァ」
と思い巡らすのも、楽しい事です。僕は何故か、この「狐雨」を読み返すのが大好きです。
とにかく面白い
この剣客商売という本は、私が読んだ本の中でもとても面白い部類に入ります。本物の剣客物だと思います。しかもただそれだけに終わるのではなく、人の心の複雑さや、哀しさ、そして素晴らしさが解る本だと思います。どの世代の人も一度は読んでみるべき本だと思います。
新潮社
剣客商売〈7〉隠れ蓑 (新潮文庫) 待ち伏せ (新潮文庫―剣客商売) 春の嵐 (新潮文庫―剣客商売) 新妻 (新潮文庫―剣客商売) 勝負 (新潮文庫―剣客商売)
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