極めて面白い
この本はいわゆる離散的な確率論である。多彩で、非常に面白い問題に満ちている。これらの問題を解き、自分で問題を改良したり、計算機を使って計算したりすると、確率論がどんなに面白い分野であるかがわかる。私は高校の授業でこの本の問題を使ったことがあるが、高校生に理解できる問題も多い。
残念なことに、日本の大学では、このような離散的な確率論は正規の科目として入っていないことが多い。私は大学で確率を教えたときに、話題としてこの本の問題を使ったことがあるが、生徒たちは楽しんでいた。数学の面白さを伝えるには、最適の本の一つだと思う。
パズルを解く様な感覚で。
〜面白い問題が沢山ある。難関大の入試に扱われる様な入試問題レベルのものや ロジックを考える、囚人のジレンマ(TVショーの問題)、離散でのランダムウオークの問題、マルコフ連鎖などなど。証明とか、そういった問題ではないです。 確率論の難しい本を読んで、自分は何をやっていたか忘れかけていたときにこの本に 出会った。久しぶりにパズルを解く感覚で〜〜問題を解いて、またモチベーションが上が〜〜りました。測度論、確率空間というような抽象的な議論はありませんが、発展的な話題は沢山設けてあります。 問題が沢山のっていて、羅列的になってるのがやや難点でしょうか。 といっても、きちんと著者の解説がなされていますが。 問題の解き方も様々な方法があげられていますので、応用面でも非常に勉強にな〜〜るのではないでしょうか。実を言うと、これぐらいの問題を解けると、どの大学の入試、または院試(数学系のぞく)の確率の問題は全て解けるといっても過言ではないでしょう。〜
確率を楽しむために
この本の特徴は「まえがき」に余さず書かれています。 それを引用しましょう。 引用ーー この本の著者である我々3人は・・離散確率論の熱愛者である。 本書と同じような問題集で最初のものはモスラー著のよく知られた「確率論50問に挑戦」であり、おそらく我々の本が2番目であろう。 この本には125題の問いとともに確率の世界のスナップ写真が編集されている。ー中略ー 確率の教科書を書いたつもりはなく、寝転んで眺められるためのものを書いたことを強調したい。ーー引用終わり 普通の確率・統計学の本に出て来ないものの集大成です。確率を楽しみたい方はぜひ1冊。
注意
この書物自体は★5つ。以下この本の価値とは関係ないことを。
この本は以前同じ出版社から「確率問題ゼミ」というタイトルで出版されていたものです。中身は全く同じ。なのに、見栄え(レイアウトとか)が前の本より少し悪くなったと思う。たとえば目次は前の方が断然よかった。値段が少し安くなったのは好感もてますが。
前のタイトルが都合悪かったのでしょうか? そうじゃないなら紛らわしいからあんまりタイトルを変えないで欲しいです(あやうくまた買うところでした)。
シュプリンガーフェアラーク東京
入門確率過程 パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測 確率論 (新しい解析学の流れ) 無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96) 確率微分方程式―入門から応用まで
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